カラーマネージメントソフトウェア
コニカミノルタ製の色彩色差計をコントロールし、色度、輝度測定だけでなく、
さまざまな自動調整機能を有するソフトウェアです。
測定器として使用する場合の単体機能
CV-CMG2000のインターフェース上に測定結果を表示します。
測定項目 : 色彩色差計の仕様によります。
社内基準測定器との校正
社内に色度や輝度の基準測定器がある場合、基準測定器と同じ測定値となるように校正することができます。RGBWの4色については、基準測定器と対象の色彩色差計で測定すると簡単に校正することができます。
基準測定器は高精度の測定器をご使用ください。
(コニカミノルタCS-1000、CS-2000、Topcon SR-3など)
カラーエンハンスICと組み合わせた場合の色調整機能
単純な色の測定だけでなくカラーエンハンスICが搭載されたディスプレイの自動調整システムの構築を実現することができます。
カラーエンハンスICと組み合わせた場合の特徴
1.Target色空間を指定した自動調整
規格に定められた色空間(sRGB、AdobeRGB、DCIなど)を選択すると、正確に調整することができます。使用するLCDパネルが変更になっても、指定された色空間に調整されるため、同じ色を再現することができます。
2.Monitor、LCDTVの自動評価
評価項目
- RGB、White、Blackの色度/輝度/コントラスト
- VTカーブ
- 色度のNTSC比、AdobeRGB比など
- 色度範囲のカバー率など
3.スケーラの特性評価とスケーラ補正機能
LCDモニタ、LCDTVでは、様々なスケーラを採用することが多くなってきています。
DVIまたはHDMIなどデジタル入力であれば、どのスケーラをご使用になられても出力は同じになるはずです。しかし、実際はスケーラ内での演算誤差が多く、スケーラボードを変更すると色が変わってしまうという問題点が指摘されています。
本機能は、外部のDVIまたはHDMIから弊社指定の測定用画像を表示し、スケーラ内での誤差を測定します。その誤差データを元にGammaLUTやColorLUTなどの補正データを生成しますので、スケーラの演算誤差ColorSpaceの間違いなどがあっても全て同じ色に調整することができます。
スケーラの測定時間は、およそ10分程度です。
4.量産自動調整システムへの対応
CV-CMG2000は、研究開発用だけでなく、量産用の調整システムとしても活用できます。
高精度に LCD パネルを調整するには、生産ラインで1台ごとに測定と調整が必要になります。
CV-CMG2000 は、最大5種類の TARGET 色空間を指定することができます。1 回の測定でGammaLUT や ColorLUT など最大5種のデータを生成し、カラーエンハンス IC にデータ転送することができます。
5.量産ライン用ソフトウェア
作業員の操作ミスにより、間違った調整で出荷されてしまう事故が起こる場合があります。
CV-CMG2000 は操作ミスによる事故を未然に防ぐため、決められた調整作業しかできない製造ライン専用のソフトウェアが用意されています。
詳細な設定情報は、CMG-2000とリンクされています。
PCの仕様
参考
- OS : Windows
- CPU : Intel CPU
- Port : Please confirm in advance
- Resolution of PC monitor : SXGA
カタログダウンロード
カラーマネージメントソフトウェア CV-CMG2000
*製品の内容はPDFファイルで提供しています。