FPD用色むら/輝度むら補正システムとは・・・
FPDの画像にも液晶むらやバックライトの不均一性によって引き起こされる色むらや輝度むらが目立つ場合があります。
カメラで画像を撮影し、その情報を分析してこれらを改善させる補正データを作成します。
概要
FPD の色むら、輝度むらを補正するシステムです。
色や輝度のむらが少ないと言われる FPD 画像にも液晶むらやバックライトの不均一性の原因によるむらが発生することがあります。そこで、カメラで表示した画像を撮影、その情報を分析し、これらを改善させる補正データを作成します。補正データは製品内のメモリーに格納されます。
本システムは生産ライン用のシステムとして設計されていますので、生産現場では「スタートボタン」を押すだけの簡単な操作で補正開始から終了まで全自動で動作します。
用途
・ FPD の色むら/輝度むら補正
システム図
色むら/輝度むらの補正回路はお客様でご準備いただきます。
主な仕様
調整時間 | 約3分 (平均) |
補正の設定(調整数、分割数等)で変わりますのでご相談下さい。 |
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調整精度 | 調整精度の保証はしておりません。詳しくはお問い合わせ下さい。 | |
測定可能最小スクリーン輝度 | 4cd/m2 | 入力レベル10%付近の暗い階調の補正が可能です。 |
システム仕様 | PC | OS:Windows Data通信:RS232C(以下、その他特徴3をご参照下さい。) |
CCD Camera | 2/3型CCD CCD解像度:1920(H)×1080(V) ズームレンズ仕様:f=12.5~75mn(電動6倍ズーム) |
その他特長
- 画像キャプチャー用のCCD カメラレンズはズームレンズですので、自由度の高いカメラ設置が可能です。(設置方法、場所につきましては、お打合せにて確認させて下さい。)
- 色むら/輝度むら補正を行うには、予め設定データに対する輝度変化の状態を定量的に知っておくことが必要です。これを補正係数と呼んでいます。本システムではこの補正係数を自動的に取得する機能が装備されています。
- データ通信のインターフェースはSPI , I2C等に対応可能ですが、詳細な仕様については確認させて下さい。
- 色むら補正後の評価ツールとしてクレモビジョンオリジナルの色むら評価方式も準備しております。一つの数値で画面全体の色むらの状態を評価しますので、感覚的に非常に判りやすく、データの管理も容易です。
このツールはオプションになっておりますので、ご相談下さい。
カタログダウンロード
*製品の内容はPDFファイルで提供しています。